便秘について

便秘について

毎日のことですが、お便りがないと、何となく、本調子が出にくいですネ。病院で診断してもらっても、どこも悪くないといわれるのだけれど・・・・・・。
でも、油断すると、ついつい遠のくのが便秘です。
『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず』の言葉のとおりまず、ご自分の体質とタイプをしっかり理解しておきましょう。

便秘は大きく3タイプ

日本人に多い「弛緩性便秘」


【便の状態】
かたい便
【主な原因】
大腸の運動と平滑筋の緊張の低下で蠕動運動がスムーズにゆかないため、大腸内で水分が再吸収がすすみすぎて硬くなる

若い人に多い「けいれん性便秘」


【便の状態】
ウサギの糞状の硬い便
【主な原因】
ストレスなどが原因で自律神経が乱れ、腸の一部がけいれんを起こしてくびれ、便が通りにくくなって、腹痛などの症状がある。

日本人に多い「弛緩性便秘」


太くて硬い便
ウサギの糞状の硬い便
【主な原因】
便意がおきても、排便のがまんを繰り返したり、下剤や浣腸の使い過ぎで、本来持っている「便意を脳に伝える力」や「便を捕らえて押し出す力」が弱くなってしまったために起こる便秘

便秘は大きく3タイプ

腸内にいつまでも古くなった便をためておくと大便から強い毒素が出され、それが腸内の血管に再吸収され、門脈をとおり肝臓へと運ばれます。そこで全てが完全に解毒されればいいのですがそのために、大量の大切な酵素とエネルギーが消耗され、処理されず残ったものは、全身へと循環してゆきます。

便秘による主な実害


①そのために、便秘勝ちの人や、重度の便秘の人は、顔色・肌色とツヤが悪く、薄墨を塗ったような顔色になってきます。
②また、肝機能も悪化しやすくなるために、顔や体のあちこちにニキビや湿疹が出来やすい体質になります。
③便秘のときは、血液が濁り、血液循環が悪くなるために、疲労の回復が遅くなり、肌荒れ以外に、肩こり・腰痛・疲労感・頭痛・体が重い・イライラしやすい等の不定愁訴がたえず付きまとうようになります。
④また便秘をすると大便中に、発癌物質が一層、発生しやすくなります。
⑤たえず、古い便(『宿便』といいます)をいつも体内に残しておくと、発癌性物質が血液中に取り込まれる危険性が、もっと、高くなります。毎日のお便りがきっちりある人ほど、発癌の危険性も、低くなります。
それ以外にも以下のような実害の発生するリスクがあります。

美しいお肌をよごす


腸内に便が溜まると、毒素が発生し、腸内壁静脈から再吸収され肝臓に送られ、解毒されないままの物質が、肌の代謝に悪影響を与え、吹き出物、シミ・ニキビの原因となります。また、新陳代謝が低下するため、血行が悪くなり冷えやすくなり肌にハリとツヤがなくなり、その結果、若々しさがなくなります。

腹痛


便秘すると、腹が張りやすく、ときに腹痛となります。これは腸にたまった便よりも、ガスのせいです。

肩こり・頭痛・目まい


腸内に発生した毒素は、自律神経にまで影響を及ぼします。肩こり・目まい・頭痛のほかに、高血圧・疲労感・不眠・腰痛・目の疲労感脱力感・全身の不快感などが、つぎつぎ起こってくる人もあります。

腰痛・生理痛


便秘のため、血液粘度があがり、骨盤内の血液循環が悪化し、人によっては、生理痛がひどくなったり、腰痛・頭痛・吐き気・全身の倦怠感が伴うようになります。

動脈硬化


便秘がまんせいてきになると、さまざまな病気の誘因である動脈硬化をひきおこやすい体質になります。心臓付近にできれば、心筋梗塞を誘発し、脳にできれば脳梗塞等の死にいたる病気を起しかねないです。動脈硬化は血管にコレステロールが水垢のように付着して、血管壁にへばりつき、徐々に内径が細くなり、血液の塊が詰まりやすくなってきます。
便秘をしていると、胆汁として分泌されたコレステロールを大腸が再吸収してしまい体内のコレステロールが多くなりすぎてしまいます。

大腸ガン・大腸ポリープ


便中に発癌性物質が含まれていることもあります。それらが便秘により腸内に長くとどまっていると癌が、一層、発生しやすくなります。

乳がん・肺がん


便秘の人のほうが、そうでない人の方よりも、乳房または肺に癌が転じやすい確立が高いということが言われています。

生活習慣病


成人病・生活習慣病も、ジワジワ進行し気づくのが遅れがちになるため、悪化しやすい、恐ろしい病気です。心臓病、糖尿病、高血圧なども、便秘の人のほうが多く発生するのも前述の理由で、十分おわかりいただけると思います。

便秘対策と治し方

便秘をなくしたい方

毎日の規則正しい生活と
①朝起きたとき、うがいをしたあとコップ一杯の『命の水』をゆっくり、かむような気持ちでゆっくり味わいながら飲む習慣をつける
②1日3回決まった時間に食事をとる。よくかみ味わって食べる習慣をつける。
③朝食後に、トイレに行く習慣をつける
④毎日、適度な運動を欠かさない。

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